無駄ばなしが大切

1人暮らしの息子が選挙のために帰ってきた

ラインでは無視するのに

顔を合わせると

話が止まらない息子

私にはどうでもいいことを

一生懸命話してくる


でも私が聞きたいのは

大学の課題が出せているのかとか

対面授業は行っているのか

友達はできているのか

単位はとれそうか・・・・とか


知りたいことを聞き出したくて

でもストレートに聞けないから

質問の仕方を遠回しにしたり…

そんな私にはおかまいなしに

興味のない質問や

都合の悪い話はスルーする


私はあきらめて質問を変えてみた

不登校の資料を見ながら

「不登校ってなんだろうね」


息子は

「生き方の一つだね

もっと世の中が学校へ行かない選択を認めるべきだよ

不登校を悪いことだと思う必要ないのに

僕が今不登校になっている子と繋がったら

その子の興味があるのもを話題にして関わるかな…

それに的外れな褒められ方は逆効果

やったことを認めてくれるだけでいいな、僕は…」


「興味があるものから話を膨らませて

興味があるものをもっと楽しくするには

知識や人とのつながりがあった方がいいということ

行動範囲を広げていくことが大事だということ…」


親へのアドバイスはどうだとか

子どもへのアドバイスはこうだとか


私からしたら

ちょっと違うんじゃないかなと思うことも

口をはさむ間もなくべらべらと話し出した


「色々考えて行動できているんだね…」

と返してみたら


「あ…いや…できてないや…

でも、とりあえず今楽しければいいんだ」

と苦笑いする息子に

「楽しいなら元気な証拠だね」…と私


そうやって言いたいことを言いながら

自分の経験から得たもの感じたものを口にしていくと

こうした方がいいんだろうな

ああした方が楽しいんだろうなと

思考が変化して

ポジティブな感情を想像できるようになっていく


息子の興味のある話

食いついてくる話しは何だろうと

時々質問をして

マシンガンのように話し始めた時こそ

本人が気づきを得るチャンスと思って

聴いてみることが大切


親としては

つまらない内容だったり

無駄な話しだったり

間違った内容だったりしても

とりあえず聴く姿勢が大切で

ストレスなく思うままに言葉に出せる環境は

想像力を膨らませるチャンス


聴いた上で質問したり

掘り下げて質問すると

そこには

本人の隠れていた欲求や間違えなど

気付きを経験するかもしれません


人から指摘されるより

自分自身で気づくことで

その後の行動や思考がスムーズになる

子どもなりの新しい価値を生み出す力

創造力へとつなげるチャンス


人から否定されたり指摘されると

自分で気づくよりも

ネガティブからの回復に時間がかかってしまいますから


息子は

自分の理想はわかっているけど

まだまだ行動できていない自分にも気づいて

そのために少しずつエネルギーを貯めながら成長しているようです

にじいろの風船

群馬県太田市 2019. 9.15 ~ 一緒に集い学び支え合っていきませんか

0コメント

  • 1000 / 1000