8月23日、“ぐんまの子ども・若者支援フォーラム”に参加しました。
20年以上にわたって、ひきこもり関係の取材を続けるジャーナリスト 池上 正樹氏の講演会やゲートキーパー協会の大小原 利信氏の話しには涙があふれてしまいました。
頑張れば結果が出た昭和の時代、”とりあえず” でも ”てきとー” でも なんとかなったバブルの時代を経験した私たち世代。
でも今の子ども達や若者が生きているのは頑張っても結果が出ない時代。社会が昭和の価値観を引きずったままだから、結果が出ない人は頑張っていないとみなされ、子ども達をつぶしていることに気がついていないと池上氏は訴えていました。
未だに厳しくする事が社会で行きぬく力を養うものだと疑いもなく主張している現場があります。今までの支援の多くは「社会に適合させる訓練」というもので、社会に適応できなければ一生働けないという考えでしたが、そのような上から目線はNGだと改めて思わせてくれました。
大事なのは一人の人間としての感性。
そして、家族が本人の現状を受け止めて、本人の気持ちに寄り添えるゆとりをもてるよう、困った時に相談できる場所や相手をつくることも大切です。
不器用であっても内面にある良さが活かされる社会になっていくことを痛感した講演会でした。
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●一緒に参加してくれた会員の方の感想●
フォーラムに参加し、改めて、子どもの「今の」気持ちを尊重することが大切なのだと感じました。
親として焦ってしまいがちですが、今の状況を受け入れ、子どもと向き合いたいと思いました。
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